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第91回選抜高等学校野球大会 二回戦 星稜-習志野


第91回選抜高等学校野球大会 二回戦 星稜-習志野 スコアボード


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習志野0001001013
星 稜010000000
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夢、破れる。甲子園で勝つことは難しいと改めて感じる試合となりました。個々のレベルでは勝っているように思いましたが、相手の習志野高校が弱者の戦いを徹底したことが勝利に繋がったのかもしれません。

星稜側の視点で言えば相手の先発投手岩沢君から1点しか取れなかったのが結果的には尾を引いたのではないかと思っています。
初回、有松君のヒットと知田君の死球で一死一、二塁のチャンスに内田君が併殺打。二回は山瀬君がヒットで出塁し、奥川君が送りバントを成功。福本君が倒れた後に岡田君がタイムリーで1点先制。組みやすそうな投手だっただけに、内山君の併殺と福本君が進塁打のみで終わった打席がもったいなかったかもしれません。ここで長打で2点、3点と取れていれば一気に相手を圧倒できたことでしょう。

神宮大会決勝の札幌大谷戦の西谷君の時もそうでしたが球質が重そうな投手を攻略するのが苦手のように感じます。
飯塚君に代わってから全く見せ場を作ることが出来ず、徹底してバットを短く持ち喰らい付くバッティングで、内外野の間に落ちるような打球が多く、習志野アルプスも一塁に出塁しただけでレッツゴー習志野で選手を後押ししてました。

劣勢の時にどのような野球をやるのかをチームとして徹底出来ればなと思います。なんとなくですが、あっさりと打ち取られているようで、四球でもいいから出塁するような姿勢はあまり見えませんし、キレイなヒットを打とうとしているように感じました。
逆に夏にこの負け方ではなく良かったです。何のドラマもなく終わっては星稜ではないですから。

夏に向けた個々の課題
・東海林君
大会前にキーマンとして上げた東海林君ですが、初戦の履正社戦では左腕清水君に2三振。他の試合を見ていても感じましたが、左投手が苦手なのは明らかです。しかも、先頭打者であっさりと三振してしまうので、せっかくの快足がもったいない気がします。去年は、夏予選から甲子園まで出塁率がかなり高かったのではないかと思うので、本来の姿に戻って欲しいです。

・有松君
秋は下位打線でしたが、攻撃的な2番としてチャンスメイクもしつつポイントゲッターとしも機能しました。ただ、履正社戦では進塁死、習志野戦ではけん制死と走塁に関しては課題がありそうです。せっかくのチャンスを潰し、逆に相手に流れを与えることになりますので。

・知田君
甲子園初出場で2試合3安打は立派です。このまま非凡な打撃センスを磨いて欲しいです。あと長打が見たいです。

・内山君
山下名誉総監督がTVで「3番だった時は広角に打っていたが。」と仰っていましたが、秋の大会から見る限りヒットの数が減っているかもしれません。本人がどのような考え方で取組んでいるのかはわかりませんが、長打に拘りがある気がします。四球を選ぶことは出来ているものの結果的には、ノーヒットで終わってしまいました。将来を考えても広角に打つことを徹底したほう良いように思います。

・山瀬君
秋の大会はケガの影響で本来のバッティングが出来なかったようですが、冬を越えてケガも完治したようで打線の軸となり、結果も残したことで打線に厚みが増しました。キャプテンとしてチームが劣勢の時にチームを鼓舞し続けて欲しい。大変な立場ですが貫いて欲しいです。

・奥川君
ベストピッチングが出来れば高校生離れしているので言うことありません。甲子園で勝ち続けるためには、やはり体力面と精神面での成長に尽きます。ただ、これは最上級生になるので自然と身につくのではないかと思います。

第91回選抜高等学校野球大会 二回戦 星稜-習志野 試合終了後にアルプススタンドにあいさつ

何はともあれ、アルプスで二度も応援が出来ました。夢を叶えてくれた星稜野球部には感謝しつつ、夏の日本一の夢を応援していきたいと思います。

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