星稜高校、準々決勝で敗れセンバツ甲子園出場絶望(第151回北信越地区高等学校野球石川県大会 総括)

星稜高校、準々決勝で敗れセンバツ甲子園出場絶望

2024年秋季北信越地区高等学校野球石川大会で、2年連続の春のセンバツ甲子園出場を目指していた星稜高校は、準々決勝で金沢高校に4対6で敗れ、甲子園出場が絶望的となり、夏の大会に続き甲子園への道が絶たれました。

遊学館との死闘を制しスタンドに挨拶する星稜ナイン

星稜高校、秋季大会初戦で遊学館との延長14回死闘を制す!

2回戦:遊学館高校戦(6-4 勝利)

2024年秋季北信越地区高等学校野球石川大会2回戦が行われ、星稜高校が遊学館高校と対戦しました。両校は夏の大会でも激戦を繰り広げており、今大会でも注目の対戦となりました。試合は両校エースの息詰まる投手戦となりました。星稜高校の道本投手と遊学館高校の吉田投手がそれぞれ力投を見せ、序盤は両者譲らず、緊迫した展開が続きました。特に道本投手は延長タイブレイクでも相手打線を抑え込むなど、圧巻の投球を披露しました。

試合は延長タイブレイクに突入。13回表、星稜高校はついに3点を先制します。しかし、その裏にミスが出て同点に追いつかれるという、手に汗握る展開となりました。それでも星稜打線は諦めず、14回表に再び3点を獲得。その裏、遊学館高校の反撃を1点に抑え、激闘に終止符を打ちました。

星稜-遊学館の試合結果のスコアボード

星稜高校、北陸学院に7回コールド圧勝!準々決勝進出!

3回戦:北陸学院戦(7-0 勝利)

星稜高校は石川県高校野球大会3回戦で、北陸学院と対戦。中盤以降打線が爆発し、7回までに15安打7得点と相手を圧倒。投手陣は清水投手、織田投手の継投で相手打線を0点に抑え、7回コールド勝ちで準々決勝進出を決めた。

星稜高校、金沢高校に逆転負けで秋季大会敗退…甲子園への道絶たれる

準々決勝:金沢高校戦(4-6 敗戦)

星稜高校と金沢高校が対戦しました。両校は甲子園出場経験を持つ伝統校同士の対決となり、注目が集まりました。試合は序盤、星稜高校ペースで進みました。2回に2点を先制し、先発の道本投手も3回まで無失点に抑える好投を見せました。しかし、4回、5回にエラーが絡み、金沢高校に逆転を許してしまいます。さらに9回表には致命的な追加点を奪われ、3点ビハインドで最終回を迎える苦しい展開となりました。最終回に1点を返したものの、反撃は及ばず試合終了となりました。星稜高校は4-6で金沢高校に敗れ、準々決勝で敗退となりました。この結果、夏の大会に続き、甲子園への道は絶たれることとなりました。この試合で浮き彫りになった課題を克服し、来春以降の大会での巻き返しに期待したいところです。特に、春のセンバツで好投した戸田投手が怪我の影響で夏に続きベンチ外となってことで、投手への負担が増えてしまったことが、敗因の一つだと考えられるので、順調に回復し戸田投手の復活を期待したいところです。

ベンチ入りメンバー


背番号選手名学年守備投/打出身中
1道本 想2年投手右/左星稜中
2能美 誠也2年捕手右/左清泉中
3沙弥 大和2年内野右/右港中
4小野 眞輝2年内野右/右桜丘中(大阪)
5高橋 弘季2年内野右/右星稜中
6服部 航2年内野右/左星稜中
7紙谷 洵生1年外野右/左芦城中
8濱田 大聖2年外野右/右小田北中(兵庫)
9都築 悠清2年外野右/右豊津中(大阪)
10織田 晟牙1年投手右/右星稜中
11清水 獅優1年投手右/左成和中(福井)
12寺田 人晄2年捕手右/左松陽中
13松本 悠良2年内野右/左星稜中
14落合 優羽2年内野右/右星稜中
15宮岸 駿丞1年外野左/左星稜中
16中川 絢太1年外野左/左星稜中
17南出 遥斗2年外野右/左星稜中
18木野 孝士2年投手右/左兼六中
19伊藤 大史1年内野右/右東我孫子中(大阪)
20和賀 仁之介1年内野右/左星稜中

ベンチ入りメンバーの成績振り返り

新エース道本投手がチームを引っ張る。 1年生・清水投手も公式戦デビュー

星稜高校の新チームでエースを務める道本想投手は、金沢高校戦で6失点という結果に終わりましたが、初戦の遊学館戦では素晴らしい投球内容を見せました。2試合の結果ではあるものの、21回を投げて四球3、死球1という安定感はさすがです。

また、北陸学院戦では、1年生の清水獅優投手が公式戦デビューを果たし、4回を投げて無失点、3奪三振という結果でした。被安打4、四球2という内容には課題が残りますが、今後の活躍が期待されます。

主将・服部選手と能見選手が打線を牽引、高橋選手は奮起に期待

旧チームからレギュラーとして出場していた主将の服部航選手と能見誠也選手が、それぞれ高い打率を残し、服部選手は打率.429、1本塁打、能見選手は打率.500という好成績でした。夏の大会では打撃に苦しんでいた部分もあったため、チームを引っ張っていかなければいけない2人が活躍してくれたことは何よりです。

一方、4番を任された高橋弘季選手は、旧チームでは春以降に出場機会が増え、恵まれた体格を武器に結果も出ていましたが、今大会では打率.200と低迷し、準々決勝の金沢高校戦ではノーヒットに終わりました。春以降の奮起に期待したいところです。

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