大会屈指の好カードとなったこの試合ですが、試合前から1回戦とは思えないような雰囲気が両チームにありました。
さて、星稜は1番東海林君、2番有松君、3番知田君と練習試合とは違うオーダーでした。履正社の清水君が左腕なので山本君ではなく有松君を2番に器用したのでしょう。練習試合では山瀬君が3番を打っていたようですが知田君でした。秋の大会の広陵戦や高松商戦でも左腕投手からヒットも打っていましたので左右のバランスを考慮した打順にしたのかもしれません。この打順が吉と出るか凶と出るのかと試合前に思いましたが結果的には大吉となりましたね。
初回、先頭打者の東海林君が三振に倒れ嫌な雰囲気がありましたが有松君が見事にレフト前にヒットを放ち結果を出しました。さらに知田君もヒットで続き、有松君は3塁に向かうもアウトになりましたが、内山君がしっかり四球を選び5番山瀬君が見事先制タイムリー。打順の変更が見事にハマった初回の攻撃でした。秋はイマイチこの打線に組み替えに結果がついてこなかったのですが、今日は監督の期待に選手が応えました。
そして、なんと言っても奥川君です。先制点をもらったことで直後の回には点をやらないと言う気迫を感じました。自己最速151キロをマークし履正社相手にも十分通用するところを見せつけ相手にペースを渡しませんでした。終盤ピンチもありましたが17奪三振、完封勝利。本当に凄すぎます。別格、異次元、無双この言葉通りでした。
2回以降は清水君も立ち直り急速も出てきてなかなかあと一本が出ない状態が続きましたが、7回にようやく知田君のタイムリーで1点追加し、9回に右ピッチャーからしっかりとヒットを放った東海林君を有松君が返すダメ押しのタイムリーで勝負あり。最終回は一打同点という場面でしたがダブルプレーでゲームセット。
嫌な思い出を全て打ち消すような勝利でした。勝負はわかりませんが今年は本当に行けそうな気がしますね。
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