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第94回選抜高等学校野球大会 組み合わせ抽選会

第94回選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選が行われました。

星稜 初戦は天理!

星稜の初戦は、3月21日(月)11:30試合開始予定で昨秋の近畿大会ベスト4の天理高校に決まりました。全国制覇の経験もある奈良の名門校が相手です。容易い相手ではありませんが、チーム一丸となって戦い初戦を突破してほしいものです。

天理はどんな相手?

秋季奈良大会は準決勝・高田商業戦は9-13で敗れるも、3位決定戦で奈良北に7-3で勝利し3位で近畿大会に出場。近畿大会では、初戦・滋賀学園(2位)に3-2(延長10回)で勝利し、続く準々決勝・市立和歌山(和歌山1位)に5-1で勝利し4強入り。準決勝では秋の王者・大阪桐蔭に1-9(7C)で敗れています。
奈良大会では、敗れたもののそのあとの近畿大会で準決勝まで勝ち上がるところはさすがですね。
打率:.360、平均得点:8.5点、本塁打:7本、平均盗塁数:3個、防御率:3.15点、平均失点数:3.6、平均失策数:0.9

攻撃力があり打力と機動力で得点を重ねるチームのようで、中でも中心を担う3番戸井主将は、打率.433・打点8・本塁打2本(高校通算は7本)を記録。近畿大会の初戦・滋賀学園戦(3-2)では延長10回に決勝打、市立和歌山戦(5-1)でも4打数3安打2打点(ソロ弾1本含む)と活躍したようで、中学時代はU12日本代表、関西選抜などで活躍し、1年秋から背番号5をつけている選手なので要注意ですね。

大黒柱のエース南沢君は、秋7試合(計49回)を投げて防御率4.41・被安打43・奪三振32・与死四球16。近畿大会では、初戦・滋賀学園戦(延長10回)と準々決勝・市立和歌山戦の2試合を完投し”わずか3失点”の好投をみせ、4強入りの原動力となった。投げ方をスリークォーターに変更してから制球力に磨きがかかり、188cmの長身からキレのある変化球で内野ゴロを量産する。188cmの長身でかつスリークォーターとなかなか対戦できない相手ですが、与四球と被安打は高めなのでじっくりと攻めていきたいです。

星稜 理想の試合展開は?

自分達も自覚している通り秋の大会では投手陣や守備面で多くの課題が残りました。冬の期間でどこまで課題を克服し、選手各々が成長したのかはわかりませんが、秋同様、まずは粘り強く戦うことが絶対条件になると思います。
その中でも、恐らく先発が予想されるエースのマーガードくんの出来が重要になるでしょう。甲子園のマウンドは初めてになりますので、平常心で立ち上がってもらい、打力が自慢の天理相手に6回、7回まで粘り強く2点から3点に抑えてくれれば勝機もあるのではないかと。また、秋はファーストストライクが中々決まらない課題がありましたが、テンポ良いピッチングと無駄なファーボールを少なくして攻撃のリズムを作って欲しいです。

野手陣は少ないチャンスを確実にものにすることと北信越大会で見られたエラーをしないこと。甲子園、特に強豪校相手にエラーをすると大量失点につながりますので、一つ一つ確実なプレーを心掛けてほしいです。接戦になれば粘り強く勝ち上がってきたチームだけに勝機が生まれるのではないかと思います。

初戦が一番のヤマになる?

星稜としてセンバツ初のベスト4をクリアするには初戦が一番のヤマになるのではないかと思います。初戦さえ何とか勝利すると恐らく2回戦は大垣日大。東海3位と実力のあるチームではあると思いますが、チーム力としては互角なのではないかと。また、2回戦を突破すると準々決勝は東洋大姫路か國學院久我山辺りとの対戦となりそうです。どちらも激戦区からの選出ですから力はありますが、決して見劣りする相手でもないはずですし、準々決勝は連戦となりお互い総力戦になるでしょうから、十分チャンスはあるはずです。

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