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第103回全国高等学校野球選手権石川大会 総括

 星稜、無念。準々決勝で出場辞退

初戦となる鶴来戦は1-0、続く3回戦の羽咋戦は5-4となんとか準々決勝進出した星稜ですが、試合前日の7月21日に野球部員6人が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、準々決勝の遊学館との試合を辞退し不戦敗となってしまいました。
選手や保護者の方々の気持ちを考えると言葉が見つかりません。

星稜ベンチ入りメンバー

背番号名前ポジション学年出身投打身長体重
1野口練投手3年福井永平寺リトルシニア左/左174/68
2中谷大翔捕手3年金沢リトルシニア右/右178/80
3黒川怜遠内野手3年泉州阪堺ボーイズ左/左169/68
4永井士航内野手2年福井永平寺リトルシニア右/左-/-
5谷端将伍内野手3年星稜中右/右172/71
6中田達也内野手3年加賀ボーイズ右/両176/78
7小林青空外野手3年西淀ボーイズ右/右180/72
8出村夢太外野手3年星稜中右/左174/77
9渡辺大亮外野手3年福井永平寺リトルシニア右/右176/78
10マーガード真偉輝投手2年宜野湾ポニーズ右/右184/87
11武内涼太投手1年久留米東ボーイズ右/右183/70
12佐々木優太捕手2年星稜中右/右-/-
13吉岡裕希
外野手3年星稜中右/右171/65
14若狭遼之助外野手2年東京神宮リトルシニア右/右-/-
15越中悠平捕手3年能登リトルシニア右/右185/80
16吉田竣希
内野手3年小松ボーイズ右/右167/63
17角谷飛雅内野手2年氷見市立北部中右/右-/-
18中山敦投手1年取手リトルシニア左/左178/76
19信藤大雅外野手3年星稜中右/左173/60
20谷邊龍之介投手2年高槻ボーイズ-/--/-

春季大会からメンバーが入れ替わりましたし、ポジションや打順も変更になりました。
特に驚いたのが、キャプテンである中田君がセンターからショートにポジションを変更し、出村君がショートからセンターに変更になったことです。どのような意図や理由があったのかはわかりませんが、中田君のショートは何度かあった守備機会を見る限り問題はなさそうでしたね。
あと、ライトの渡辺君3年生が最後の大会でレギュラー番号を着けて出場していましたし、95年準優勝チームの4番だった信藤さんの息子さんの信藤大雅君も秋、春はベンチ外でしたが、最後の夏はベンチ入りを果たしましたね。

中田君世代を振り返る

2試合を見ただけの感想ですが、昨秋はあれだけ強く打線も活発だったのに、コロナ過による実戦不足のためかなかなか打線が繋がらず苦戦しましたね。気になったのが1年秋からずっとクリーンアップを任されていた中田君は6番になっていましたし、けがの影響なのかスイングも小さくなった気がしました。1年生の時はもっと振っていて奥川君もスイングスピードの速さを認めていましたし。新チーム結成時は打線の中心だった中谷君と谷端君が下位打線に打つことになってしまったことで左バッターに偏りのある打線になってしまいましたし、中谷君や谷端君の調子の悪さがそのまま苦戦につながったように感じました。チームとしては、これからというところだったのかもしれませんが、他のチームと比べると秋からの成長というのがあまり感じられませんでしたね。結果論ですが、昨秋の北信越大会の準決勝を勝ちきれなかったが悔やまれますね。序盤は優勢に進めていた試合展開でしたから余計にそう感じます。
ただ、現地での観戦が1試合も出来なかったのが本当に残念です。

新チームはどんなチームになるだろう?

ここ数年、星稜は常に下級生に数人主力となる選手がいて、新チーム時には、その選手達がチームの中心となることが多いように思うのですが、中田君世代では、主力となる下級生が少なくマーガード君くらいでしょうか。そのマーガード君も球速は上がっておらず、変化球が中心でしたね。スライダーでしょうか、決まった時のキレは良かったですが、全体的はもっと伸びてほしいなと感じました。あとは、春に好投した竹内君や新たにベンチ入りした中山君の1年生あたりを中心とした投手中心のチームになっていくんでしょうか。星稜中や石川県出身が少ないのは、それだけ全国から選手が集まるようになったからなんでしょうかね。

小松大谷36年振りに甲子園出場

終わってみれば春を制した小松大谷が夏も制覇し36年振り2回目の甲子園出場を決めましたね。ここ数年、あと一歩で届かなった甲子園ですし、星稜が辞退となったので、出来れば小松大谷に甲子園に行ってほしいと思っていたので、良かったです。南加賀地域出身の選手も多いですからぜひ、甲子園で大暴れしてほしいですね。

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