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第143回北信越地区高等学校野球石川県大会 総括

 

星稜6季連続の41回目の優勝

2回戦16-1 金沢伏見・宝達・金大付
3回戦13-3 小松商
準々決勝8-1 金沢
準決勝6-0 寺井
決勝8-1 小松大谷

結果的には昨秋と同様に圧勝で秋の県大会を制覇しました。6季連続の41回目、秋は平成29年度秋第137回大会から4年連続20回目の優勝とのことで、先の夏の代替大会では決勝で、航空石川に敗れましたが、ここ数年は一段も二段も戦力的に上をいっている状態になっていますね。
組合せ的に準決勝が寺井ということも反対側の山(航空石川-小松大谷)よりも組みやすい相手だったことで、エース野口君を温存することができ、決勝で投げさせれることが出来たのも、小松大谷との差になったかと思いますね。小松大谷は、まずは航空に確実に勝つために準決勝にエースの北方君を完投させたので、連投できなかったですし。

中田世代もチーム内の競争は激しそう。

中田君以外では、出村君以外にどのような力がある選手がいるのかわかりませんでしたが、中田君・中谷君・谷端君のクリーンナップは良さそうですね。特に5番の谷端君が、しっかりと結果を残しているので、打線に厚みが出ます。また、準決勝と決勝では野手のスタメンが多少入れ替わっているようですが、この辺もチーム内の競争を生み選手のレベルアップにつながりそうです。ただ、少し心配なのは、快速の持ち主である吉田君の出番があまりなかったように思うことです。東海大の進んだ東海林君並に足が速いということで期待している選手なので是非、がんばって欲しいです。

投手陣も目処が立った。

エース野口君が、準々決勝の金沢では8回コールドながら1失点。決勝の小松大谷にも9回を1失点という内容で、交流試合の履正社とのピッチングでさらに自信をつけたのか、申し分の無い結果を見せてくれましたね。決勝では、三振11を奪うも四死球が8というのが気になりますが。初見では、なかなか捕らえにくいピッチャーですから、無駄な四死球だけは避けて欲しいですね。レベルが高い相手だと命取りになりますから。
マーガード君が、準決勝の寺井戦で7回無失点も評価できますね。もう一段上のレベルの相手にも同じような結果を残せるようだと、まだ1年生ですし、来年以降も楽しみです。あと、代打で出場し3塁打を2回戦で放ったようですが、体格も良いですからバッティングも良いのかもしれないですね。
最後に、竹村君と網谷君も登板しています。どんな特長があるのかはわかりませんが、一定の結果は残しているようですし、野口君・マーガード君の脇を固めるような投手に成長してくれるともっともっと強くなるでしょうね。もしかしたら、彼ら2人がカギを握っているかもしれません。

一年生の活躍にも期待

ここ数年のチームは、主力に必ず有望な下級生が数人いたのですが、この中田君世代のチームでは、その数が少ないように感じます。この下級生の成長が上級生とのチーム競争を激しくさせ、本当に強いチームになっていきますので、北信越大会では主力選手になれるような1年生の活躍に期待したいですね。

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