スキップしてメイン コンテンツに移動

第101回全国高等学校野球選手権大会 組み合わせ抽選会

星稜の初戦は

星稜初戦は大会2日目の第3試合。北北海道代表の旭川大高校との対戦が決まりました。優勝候補と言われているチームが、初戦から強豪校と対戦する組み合わせが目立つ中、侮れない相手とは言え、初戦としては組みやすい相手と言えるのではないでしょうか。相手先発はおそらくはエースの能登君。140キロを超すストレートを投げるそうですが、右ピッチャーなので苦手意識もなくバッターボックスに入れる選手も多いのではと思います。ただ、ファーボールが少ないピッチャーとのことなので投手戦になる可能性もあり得ます。星稜としては序盤3回までに3点差以上をつける展開に持っていきたいところです。

2回戦以降の展望

仮に1回戦を突破すると大会7日目の第2試合で、秋田中央と立命館宇治の勝者との対戦。日程が順調に進めば1回戦から中5日空くことになります。
ここで、先発ピッチャーを誰にするかの決断は難しいところです。もし、この2回戦を勝利することが出来た場合、3回戦は明徳義塾か智弁和歌山が勝ち上がってくると予想。特に智弁和歌山は脅威です。センバツの戦いを見ていても投手陣は誰が投げても力強い球を投げますし、打線も強力。打ち勝てるような相手でもありませんので、やはり奥川君が投げてロースコアという展開に勝機を見出すしかない気がします。2回戦から中二日での登板より1回戦から十分な休息を与え万全の形で奥川君に登板するほうが良いのではと考えます。そうなるとさすがの智弁和歌山でも大量得点は難しいでしょう。
となると、2回戦は寺沢君、荻原君、寺西君を中心に継投でなんとか勝ち上がってくれるのがベストです。しかし、勝ち上がりが予想される立命館宇治も簡単な相手ではありません。競合ひしめく京都大会を制し、準決勝ではセンバツ出場校の平安を破っています。さらに、エースピッチャーの高木君は星稜が苦手としている左腕です。
もちろん、相手があることなので、想定通りの対戦相手になるとは限りません。出来れば、秋田中央や米子東に波乱を起こしてもらいたいです。
一戦必勝とは言え、この2回戦、3回戦の戦いが上位進出のカギを握りそうです。

星稜のキーマンは

星稜のキーマンは林監督も仰っていますが打者では東海林君だと思います。前回も書きましたが彼が打つとチームは強いです。足も速く長打も期待できますので、チャンスメーカーとポイントゲッターの両方の活躍が期待されます。東海林君のヒットの数だけ得点シーンが見られるのではないでしょうか。そして、4番の内山君。2年生である内山君に重い責任を背負わせるのは酷ですが、彼の才能を信じ、もっともっと素晴らしい成績を残せる選手だと思うからこそなので許してほしいです。1回戦から3回戦の間に彼が2本ホームランを打てばチームは必ず勝てると思います。3季連続となる甲子園。そろそろ1本打ってほしいところです。
投手では寺沢君。星稜が勝ち上がるためには奥川君以外の投手の活躍は欠かせません。強力な投手陣を誇ると言われながらもセンバツではその威力を発揮することは出来ませんでした。昨年の悔しさを晴らすマウンドを彼に用意してほしいです。6勝しなければならない今大会で2勝を寺沢君があげるような展開になれば全国制覇が見えてきます。昨夏から一皮もニ皮もむけた寺沢君の雄姿が見たい。

今大会の特徴として有力校が初戦で対戦することです。これは星稜にとっては有利に働くのではと考えています。東海大相模-近江 明石商-花咲徳栄などベスト8はおろか優勝を狙えるチーム同士が相まみえることでベスト8以上に進出した時に経験も実力もある対戦相手との連戦を避けられるかもしれないからです。
とは言え、一戦一戦が重要です。勝ち上がりを期待しましょう。

コメント

このブログの人気の投稿

第149回北信越地区高等学校野球石川県大会 総括

星稜、2年ぶりの秋の石川大会を制覇! 延長十一回タイブレークの末、星稜が6―5で日本航空石川を破り、2年ぶりの優勝を果たしました。センバツ出場のために重要な大会となる北信越大会に1位で出場が出来ます。 準決勝は金沢学院に5-3に勝利。先発が1年生の道本君で、中盤以降にエース佐宗君で逃げ切るパターンでした。準々決勝は金沢に8-1は7回コールドで佐宗君が一人で投げ切りました。この二人を中心に今後も戦っていくことになりそうです。 星稜ベンチ入りメンバー 背番号 名前 ポジション 学年 出身 投打 身長体重 1 佐宗翼 投手 2年 星稜中 左/左 177/73 2 河上涼太 捕手 2年 星稜中 右/右 -/- 3 服部航 内野手 1年 星稜中 右/左 170/74 4 中谷羽玖 内野手 2年 星稜中 右/左 168/66 5 萩原獅士 内野手 2年 神戸中央リトルシニア 右/右 172/73 6 吉田大吾 内野手 2年 取手リトルシニア 右/右 175/73 7 鷲澤星善 外野手 2年 妙高市立新井中 右/左 178/75 8 芦硲晃太 外野手 2年 泉州阪堺ボーイズ 右/左 173/75 9 專徒大和 外野手 2年 星稜中 左/左 173/72 10 中島幹大 内野手 2年 星稜中 右/左 -/- 11 道本想 投手 1年 星稜中 右/左 -/- 12 能見誠也 捕手 1年 金沢市立清泉中 右/右 -/- 13 島田光 内野手 2年 星稜中 右/左 -/- 14 山下暖生 外野手 2年 大阪福島リトルシニア 右/右 177/72 15 橋本晏地 外野手 2年 星稜中 右/左 -/- 16      濱田大聖 外野手 1年 西淀ボーイズ 右/右 -/- 17 小野眞輝 内野手 1年 寝屋川中央リトルシニア 右/右 169/70 18 高橋弘季 内野手 1年 星稜中 右/右 -/- 19 戸田慶星 投手 1年 星稜中 右/右 -/- 20 改瀬大和 投手 1年 星稜中 右/右 -/- 新チームが発足して初の公式戦。大会を通して感じたことは、全員野球で勝ちに行くチームなのではないかと。当然、エースの佐宗君が中心になりますが、佐宗君にどういう形で登板してもらうかが勝敗のカギを握るチームですね。1年生で140キロを超すストレートを投げる道本君が先発して中盤までリードを保ち、終盤は佐

第54回明治神宮野球大会 総括

星稜、32年ぶりに明治神宮大会制覇! 星稜が作新学院を3-1で破り32年ぶりに明治神宮大会を制覇しました。各地区の優勝校相手に4勝は非常に価値があり、来春のセンバツでの活躍が今から楽しみです。 星稜ベンチ入りメンバー 背番号 名前 ポジション 学年 出身 投打 身長体重 1 佐宗翼 投手 2年 星稜中 左/左 177/73 2 能見誠也 捕手 1年 金沢市立清泉中 右/左 174/72 3 服部航 内野手 1年 星稜中 右/左 170/74 4 中谷羽玖 内野手 2年 星稜中 右/左 168/66 5 萩原獅士 内野手 2年 神戸中央リトルシニア 右/右 172/73 6 吉田大吾 内野手 2年 取手リトルシニア 右/右 175/73 7 中島幹大 外野手 2年 星稜中 右/右 169/68 8 芦硲晃太 外野手 2年 泉州阪堺ボーイズ 右/左 173/75 9 專徒大和 外野手 2年 星稜中 左/左 173/72 10 竹下史紘 内野手 2年 星稜中 右/右 -/- 11 道本想 投手 1年 星稜中 右/左 -/- 12 河上涼太 捕手 2年 星稜中 右/右 -/- 13 島田光 内野手 2年 星稜中 右/左 -/- 14 中村瞭太 内野手 2年 星稜中 右/右 -/- 15 濱田大聖 外野手 2年 大阪福島リトルシニア 右/右 177/72 16      橋本 晏地 外野手 2年 星稜中 右/左 -/- 17 戸田慶星 投手 1年 星稜中 右/右 169/70 18 中島海翔 外野手 2年 星稜中 右/右 178/75 星稜-広陵 7-6で逆転勝ち 初戦の広陵戦、初回にエラーとフィルダーチョイスなどでいきなり3失点と昨夏と今夏の甲子園を思い出させる展開となり、あぁまたかと思いましたが、打順がふた回り目になった3回に集中打で一挙5点を奪い逆転。さらに、4回にも2点を追加し試合を優位に進めます。 先発した佐宗君もヒットを許すも粘り強く投げ続け、最終回に2点を奪われ1点差に詰め寄られますが、最後は三振で締め124球の完投勝利。7-6で強豪相手に全員野球で掴み取った1勝。山下監督にとっても全国大会の初勝利となりました。 星稜-青森山田 3-2で初戦に続き逆転勝ち 準々決勝の相手は東北地区の青森山田。試合開始時間が、雨の影響で16:30過ぎになりナイターゲームになりまし

石川県出身社会人野球選手一覧(2020年)

星稜OBや有望選手を中心に石川県出身の社会人野球選手の一覧です。 東芝野球部ブレイブアレウス 谷川刀麻 1年目/外野/177cm/77kg/右投左打/星稜(2016年卒)/近畿大(2020年卒) トヨタ自動車硬式野球部 北村祥治 4年目/内野/177cm/81kg/右投右打/星稜(2013年卒)/亜細亜大(2017年卒) セガサミー硬式野球部 高本康平 1年目/捕手/173cm/75kg/右投左打/遊学館(2016年卒)/国学院大(2020年卒)