2022年の有名大学野球リーグ、有望選手を中心に石川県出身の大学野球選手の一覧です。早いもので100回大会に出場した星稜竹谷君世代が、もう4年生になり学生野球の最終学年となります。また、1年生の頃から注目していた星稜の中田君や東海大菅生の千田君と本田君も大学生になりました。
東京六大学野球連盟
毎年何名かは東京六大学に進学していますが、全国の強豪校から有望選手が入学してくるためハイレベルな競争が行われているため中々、レギュラーとして活躍することは難しいが、六大学で活躍する選手が現れることを期待したい。明治大学
原田龍聖
- 4年/外野/179cm/77kg/右投右打/日本航空石川(2019年卒)
- 2年夏と3年春の夏春連続で甲子園に出場。通算20打数10安打8打点。圧巻はセンバツ3回戦の明徳義塾戦において0-1の9回裏無死一、二塁から初球を左翼席へ逆転サヨナラ3ランを放ち同校初のベスト8進出に貢献。
- 1年時の2019年秋季リーグは数試合スタメンとして出場しましたが、2020年と2021年のリーグ戦は春秋ともに出場無し。
千田光一郎
- 1年/外野/175cm/70kg/右投右打/東海大菅生(2022年卒)
- 白山リトルシニアから東海大菅生に進学。
- 高校時代は、2年生夏の頃からレギュラーとして活躍し、新チームとなった2年秋にはピッチャーとして主に最終回のマウンドに立つことも多く、秋の東京大会では胴上げ投手となり、翌年のセンバツ甲子園でも9回にマウンドに立つ。また、思いっきりの良いバッティングが持ち味でセンバツ800号のメモリアルアーチを放ったり、史上初の東京ドームで行われた夏の西東京大会決勝では決勝3ランを放つなどスター性が抜群。神宮でも大暴れしてほしい。
法政大学
山根滉太
- 3年/内野/183cm/77kg/左投左打/小松大谷(2020年卒)
- 2019年石川県大会決勝で奥川君(星稜卒)から本塁打を放ち、結果的に甲子園を含め夏に奥川君と対戦した打者で唯一3安打放ち、石川県大会14打数9安打を記録した左のスラッガー。
- そろそろベンチ入りを果たし神宮で活躍する姿を見たいところ。
中津大和
- 2年/内野/180cm/75kg/右投左打/小松大谷(2021年卒) 50メートル5秒8の俊足。
- 守備や打撃面でもセンスを感じる好選手。1学年先輩の山根君と共に神宮での活躍を期待。
- フレッシュリーグに出場し神宮でのプレーは経験済。ライバルは多いと思いますが、リーグ戦での出場を期待したいところです。
早稲田大学
松木大芽
- 4年/外野/171cm/70kg/右投左打/金沢泉丘(2019年卒)
東都大学野球連盟
星稜中田君が青山学院、東海大菅生の本田君が亜細亜大に進学するなど今年も多くの新入生が東都リーグの大学に入学しました。1人でも多くの選手が神宮で活躍し石川県の同郷対決が見られることを期待しています。亜細亜大学
荻原吟哉
- 2年/投手/170cm/70kg/右投右打/星稜(2021年卒)
- 最速141キロをマークするも基本的には、スライダーやチェンジアップをコントロールよく投げ込み試合を作るタイプのピッチャー。特に、2年夏の甲子園では2回戦の立命館宇治戦と準々決勝の仙台育英戦の2試合に先発し、12イニングで防御率0.75と先発としての役割を果たし、チームの準優勝に大きく貢献。
- 短い登板ではありましたが、春に1試合、秋に2試合マウンドに上がりました。成績は春秋合わせて 1イニング 打者9 球16 被安打3 四死球3 三振1 自責点3と登板機会には恵まれましたが思うような結果とはいきませんでした。大学野球のレベルの高さを実感した1年になったのではないでしょうか。今年はもう少し長いイニングを任せられるようになって欲しいです。
林大陸
- 2年/内野手/171cm/67kg/右投左打/星稜(2021年卒)
- 星稜高校林和成監督の長男で2年秋からは副キャプテンとしてチームを支え試合中はランナーコーチとしてチームを鼓舞する姿が印象的。
- 神宮のスタンドで誰よりも髪を短くしている姿を拝見しました。大学でもムードメーカー的な存在なのではないかと感じました。
本田峻也
- 1年/投手/179cm/75kg/左投左打/東海大菅生(2022年卒)
- 小松加賀リトルから東海大菅生に進学。WBSC U-15ワールドカップ日本代表
- 1年秋からベンチ入りを果たす。足の踏み出しがクロスステップになっている影響かコントロールに苦しむことがあるものの、センバツを確定させた秋の東京大会決勝などコントロールが安定している時のピッチングは抜群。
- 春夏連続で甲子園で登板したものの本来のピッチングが出来なかったように思うが、大学では早い段階でマウンドに上がり世代を代表するピッチャーに成長してほしい。また、荻原君とのリレーも見てみたい。
國學院大学
室木太陽
- 2年/捕手/右投右打/金沢商(2021年卒)
中央大学
知田爽汰
日本大学
今井秀輔
- 2年/外野/185cm/87kg/右投右打/星稜(2021年卒)
- 星稜高校時代は、1年秋からベンチ入りを果たし2年夏の甲子園の準々決勝の仙台育英戦で満塁ホームランを放つなど7打点の活躍を見せるなど準優勝に貢献。
- 恵まれた体格を武器にスラッガーとして覚醒し神宮でも大暴れしてほしい。
谷端将伍
- 1年/内野/172cm/71kg/右投右打/星稜(2022年卒)
- 星稜高校時代、2年秋の県大会と北信越大会では、計32打数18安打 打率.563とチームの主軸として活躍。ただ、3年最後の夏の大会では打順を7番に。怪我でもしたのか調子を落としたのか秋のような活躍を見ることは出来なかった。
青山学院大学
中田達也
- 1年/外野/176cm/77kg/右投左打/星稜(2022年卒)
- 星稜高校時代は、1年秋からレギュラーとして活躍しクリーンアップを任される。甲子園交流試合にも3番打者としてスタメン出場し打点1をあげる。新チームでは、キャプテンを務めチームをけん引。小学校の時はゴルフを本格的に習っており、野球は中学から始めた異色の経歴を持つが、2学年先輩のスワローズ奥川投手も絶賛するスイングスピードが自慢。
- 意識してなのかは不明だが憧れのバファローズ吉田正尚選手と同じ青学に進学。高校時代は、2年春のセンバツは中止、夏は独自大会のみ、3年夏もチームにコロナ感染者が発生し、準々決勝で棄権と不運続きだったため、大学では思い切りプレーしてほしい。
国士舘大学
鯰田啓介
- 4年/外野/170cm/70kg/左投左打/星稜(2019年卒)
- 星稜高校時代は、3年時に春夏連続で甲子園出場。通算成績23打数11安打6打点。シュアなバッティングと勝負強さが印象的。特に済美戦で見せた9回ツーアウトからの同点タイムリーは鯰田君を象徴するシーン。
- 2019年秋のリーグ戦から出場機会が増え、2020年のリーグ戦でも常時ベンチ入りを果たし、2021年のリーグ戦でも出場機会はあるもののレギュラー獲得には至っていない。最終学年となる今シーズンの活躍に期待。
岡田大響
- 3年/外野/178cm/75kg/左投左打/星稜(2020年卒)
- 星稜高校時代は、3年時に春夏連続で甲子園出場。準優勝メンバー。全6試合にスタメン出場しチーム最高打率の.563の成績を残しチームに貢献。
- レギュラーを目指すなら今年は勝負の1年になりそう。
専修大学
向井蓮
- 4年/投手/184cm/84kg/左投左打/金沢(2019年卒)
南保良太郎
- 4年/内野/176cm/80kg/右投左打/星稜(2019年卒)
- 星稜高校時代の3年夏は、チームの4番を任され石川県大会では大会記録となる5本塁打を放つ。春夏連続で甲子園に出場。春はトップバッター、夏は4番で出場。強肩と俊足そして力強桜美林大学/1年/投手/180cm/78kg/左投左打/東邦(2021年卒) 金沢ヤングブルーウェーブから東邦高校に進学。MAXは138キロ。いバッティングが持ち味。
- 2021年秋はスタメン出場が続き東都二部ではあるものの24打数10安打.417の成績を残し首位打者を獲得。さらに、打点8、ホームラン2本でもリーグトップタイとなり、打撃3部門でトップという素晴らしい成績を残す。
- 2022年は、チームの主軸として活躍しドラフトにかかるようなパフォーマンスを期待したい。
首都大学野球
昨今、レベルがアップしている首都大学野球。東海大に東海林君(星稜卒)、桜美林に有松君(星稜卒)、筑波大に大高君(星稜卒)と星稜準優勝メンバー3人が首都大学リーグでプレーします。東海大学
東海林航介
- 3年/外野/180cm/72kg/右投左打/星稜(2020年卒)
- 星稜高校時代は、4季連続の甲子園出場を果たした不動のリードオフマン。50メートル5.9秒の記録を持つ俊足。新チーム以降は長打も打てるようになり、夏の県大会決勝(小松大谷戦)で放ったセンターバックスクリーンへの勝ち越し満塁ホームランは見事でした。
- 1年秋のリーグ戦から1番バッターとして出場するのは流石。抜群の野球センスでプロ入りに向けてステップアップして欲しい。
桜美林大学
有松和輝
- 3年/外野/173cm/78kg/右投右打/星稜(2020年卒)
西出陽佑
- 2年/投手/180cm/78kg/左投左打/東邦(2021年卒)
- 金沢ヤングブルーウェーブから東邦高校に進学。MAXは138キロ。
筑波大学
大高正寛
- 3年/内野/174cm/86kg/右投右打/星稜(2020年卒)
日本体育大学
寺西成騎
- 2年/投手/186cm/88kg右投右打/星稜(2021年卒)
- スケールが大きく潜在能力は計り知れないものがあるはずなので、大きく成長してほしい。
黒澤孟朗
- 2年/内野/169cm/74kg右投左打/国士館(2021年卒)
- 国士館高校時代は、1年秋から西東京の名門国士舘高校の主砲として活躍し2年連続で秋季都大会を制覇に貢献。センバツと交流試合に出場。 小柄ながら力強いスイングと気合いあふれるプレーが魅力。
関西学生野球
近畿大学
竹谷理央
- 4年/外野/173cm/78kg/右投左打/星稜(2019年卒)
- 星稜高校時代は高校1年夏から甲子園に出場。キャプテンとしてチームを引っ張り春夏連続で甲子園に出場。3年夏の石川大会決勝で4本のホームランを放つ。
- 2021年秋のリーグ戦では、4番を任されるなどチームの中心として試合に出場する機会が増えた。学生野球最後の1年。何とか神宮で試合する姿が見たい。
寺沢孝多
- 3年/投手/174cm/69kg/左投左打/星稜(2020年卒)
- 世代No.1投手の奥川君がチームメイトだったため、登板機会は限られていましたが、夏の甲子園では5インニング無失点。球速も139キロまで伸ばしています。間違いなく世代を代表する左腕の一人だと思っています。
- 数々の修羅場を経験している度胸満点のピッチングで大学での大活躍に期待。 1年秋のリーグ戦から、ベンチ入りを果たし少ないイニングながらも登板機会に恵まれたのは流石です。今季の活躍を大いに期待。
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