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石川県出身プロ野球選手一覧(2022年)

 石川県出身の現役プロ野球選手(NPB)を球団別に表記。2022年シーズンは、戦力外や引退した選手は一人もおらず、イーグルスドラフト5位松井君(穴水高卒)、ドラゴンズドラフト3位石森君(遊学館卒)、ジャイアンツ育成ドラフト2位の高田君(遊学館卒)、ベイスターズ育成ドラフト2位東出君(小松大谷卒)の4名がドラフト指名を受けためセパ合計で19名が現役で活躍中。

読売ジャイアンツ


高木京介(たかぎきょうすけ)

  • 能美市/背番号57/投手/183cm/86kg/1989年9月5日/左投左打/
  • 星稜高-国学院大-ジャイアンツ(2011年ドラフト4位)
  • 星稜高の3年夏(89回大会)に甲子園に出場。チームのエースでクリーンアップも任され4打数4安打の結果を残す。ピッチング同様、思いっきりの良いスイングで野手の間を抜く鋭い打球を飛ばしていたのが印象的。
  • 2020年8月に股関節のケガの影響で登録抹消され同年オフに育成契約となったが、2021年シーズン前に支配下登録。開幕当初は、登板機会も多かったがコンディション不良となり、登板数は15試合にとどまった。2022年シーズンは、年齢的にも勝負の年になり。シーズン通して戦力として活躍して欲しい。

北村拓巳(きたむらたくみ)

  • 金沢市/背番号52/内野/181cm/88kg/1995年8月29日/右投右打/
  • 星稜高-亜細亜大-ジャイアンツ(2017年ドラフト4位)
  • 星稜高の3年夏(95回大会)にキャプテンとして甲子園に出場。トップバッターとして、4打数2安打。最終打席にはホームランを放つも鳴門高校に12-5で敗れる。 
  • 2021年シーズンの6月頃はスタメン出場が続き、地元金沢で行われた試合ではホームランを放ち存在感をアピールするも徐々に成績を落としてしまった。相変わらずジャイアンツのレギュラー争いは厳しく並みの成績では起用され続けられるのは難しい。2022年シーズンは、外野にもチャレンジする可能性もあり。何とか飛躍の1年にして欲しい。

山瀬慎之助(やませしんのすけ)

  • かほく市/背番号67/捕手/177cm/82kg/2001年5月4日/右投右打/
  • 星稜高-ジャイアンツ(2019年ドラフト5位)
  • 101回大会の準優勝メンバーでキャプテン。甲子園には春夏合わせて4回出場し、甲子園通算.421のハイアベレージを残す。自慢の肩は2塁送球が1.8秒。
  • 2021年シーズンも打撃の課題が残る結果となった。2022年シーズンに打撃向上の結果を見せる必要がありそう。ライバルは多いが勝ち残って欲しい。









喜多隆介(きたりゅうすけ)

  • 小松市/背番号94/捕手/179cm/83kg/1998年8月25日/右投右打/
  • 小松大谷高-京都先端科学大学-ジャイアンツ(2020年育成ドラフト2位)
  • 2塁送球が1.77秒と強肩が自慢。
  • 8月30日に支配下登録を勝ち取り背番号も027から94に変更。クライマックスシリーズでは、ベンチ入りとはいかなかったが1軍に帯同。2022年中に1軍デビューの可能性に期待したい。

高田竜星(たかたりゅうせい)

金沢市/背番号016/投手/175cm/75kg/2002年8月19日/右投右打/
  • 遊学館高-石川ミリオンスターズ-ジャイアンツ(2021年育成ドラフト2位)
  • 高校時代は、途中登板ながらも準々決勝の星稜戦で6.1回1安打3四死球、3K無失点と後に選手権で準優勝した星稜を苦しめたのが印象的。
  • 最速150キロ右腕と高校時代の最速から7キロ近く球速をアップさせ、高校3年時に指名漏れを経験しながらも独立リーグで大きく成長した模様。
  • 中日ドラゴンズ


    京田陽太(きょうだようた)

    • 能美市/背番号1/内野/184cm/83kg/1994年4月4日/右投左打/
    • 青森山田高-日本大-ドラゴンズ(2016年ドラフト2位)
    • 2017年セントラルリーグの最優秀新人賞獲得。走攻守が揃った好選手。入団以来3年連続で140試合以上出場しているドラゴンズ不動のショート。守備評価が球界でも高く一級品。打撃面でもう一回り成長し名実共にスーパースターの仲間入りを果たして欲しい。

    石森大誠(いしもりたいせい)

    • 志水町/背番号26/投手/178cm/80kg/1997年12月3日/左投左打/
    • 遊学館高-東北公益文化大-熊本ゴールデンラークス-火の国サラマンダーズ-ドラゴンズ(2021年ドラフト3位)
    • 高校時代は3年夏の第97回全国高等学校野球選手権大会に出場し背番号10でベンチ入り。東海大相模との3回戦では大量リードを許した8回途中から救援登板。
    • 左腕で最速155キロを投げる。九州アジアリーグから初めての指名であると共に、2022年のドラフトでは独立リーグから支配下に指名された唯一の選手。年齢的にも即戦力として期待されるため、まずは開幕1軍入りを果たして欲しい。

    東京ヤクルトスワローズ


    奥川恭伸(おくがわやすのぶ)

    • かほく市/背番号11/投手/183cm/82kg/2001年4月16日/右投右打/
    • 星稜高-スワローズ(2019年ドラフト1位)
    • 101回大会の準優勝ピッチャー。春夏合わせて4回の甲子園出場。中でも101回大会の3回戦は強打の智弁和歌山相手に一人で投げぬき被安打3、失点1、23奪三振の圧巻のピッチングを見せる。
    • 2021年4月8日の広島戦で2度目の先発登板をし、5回5失点も援護に恵まれプロ初勝利。シーズン序盤は被打率、防御率も高かったが、5月頃から覚醒し始め、中10日を開ける変則ローテーションながら先発の軸として活躍。交流戦以降は7試合連続無四球(与死球1)と抜群の制球を披露し、安定感抜群のピッチングを見せ9勝をマーク。巨人とのクライマックスシリーズファイナルステージでは初戦に先発し、98球でプロ初完投初完封。20歳6か月での完封勝利はクライマックスシリーズ史上最年少記録。
    • 2022年シーズンは、相手のマークが厳しくなることが予想されるが、タイトル争いに絡むような高いレベルの数字を期待したい。

    横浜DeNAベイスターズ


    東出直也(ひがしでなおや)

    加賀市/背番号104/捕手/173cm/73kg/2003年5月24日/右投右打/
  • 小松大谷高-ベイスターズ(2021年育成ドラフト2位
  • 小松大谷高校では1年で夏の石川大会の出場。背番号12ながら8番・捕手として先発で出場し石川大会準V。3年時春の大会からクリーンアップ3番を担い、夏に36年ぶり2度目となる甲子園出場に貢献。甲子園では、1回戦・高川戦で3安打と活躍するも投手が崩れ6‐7サヨナラで敗戦。初回に先制中安、3回に左適二を放ち、4回、6回の2度、二盗補殺を決めた。
  • 遠投115m超、イニング間1秒85。守備はもちろんバッティングも光るものあり。まずは、支配下登録を目指す。
  • 埼玉西武ライオンズ


    牧野翔矢(まきのしょうや)

    • 穴水町/背番号38/捕手/178cm/77kg/2001年3月4日/右投左打/
    • 遊学館高-ライオンズ(2018年ドラフト5位)
    • 高校通算15本超の長打力と二塁送球1.8秒台の強肩を武器に未来の正捕手を目指して欲しい。
    • 勝負の4年目。そろそろ2軍でも結果を残して1軍デビューを掴みたいところ。

    福岡ソフトバンクホークス


    泉圭輔(いずみけいすけ)

    • 金沢市/背番号53/投手/187cm/82kg/1997年3月2日/右投右打/
    • 金沢西高-金沢星稜大(2018年ドラフト6位)
    • 高校時代は、3年時にキャプテンを務めるも二回戦で遊学館相手に4-3で惜敗。進学した金沢星稜大で頭角を現し、同大学出身の初めてのプロ野球選手。
    • 2021年も中継ぎとして開幕一軍入りを果たすと開幕から16試合連続無失点を記録。開幕から2試合に1試合のハイペースで登板していたが、5月中旬以降は疲労影響もあり大きく調子を落とし、6月25日に登録を抹消。その後は二軍調整。2022年は、体力強化を図り年間通して活躍して欲しい。

    東北楽天ゴールデンイーグルス


    島内宏明(しまうちひろあき)

    • 小松市/背番号35/外野/180cm/75kg/1990年2月2日/右投左打/
    • 星稜高-明治大-イーグルス(2011年ドラフト6位)
    • 星稜高の主将を務め3年夏の89回大会に甲子園出場。当時のエースはジャイアンツの高木投手。大学時代は、3年の秋から外野手としてスタメン起用される。4年の春にはリーグ3位の打率.385を記録し、初のベストナイン。秋も打率.349の成績で2季連続でベストナインに選ばれ、明治神宮大会でも優勝。 プロ入り後は、同年新人選手の中でチーム唯一開幕一軍入りを果たす。以降もコンスタントに出場。
    • 2021年シーズンは主に4番を任され高い得点圏打率をキープし95打点を上げ、打点王を獲得。また、地元開催となったオールスター第2戦では勝ち越しタイムリーを放ちMVPに選ばれる。石川県出身選手では2021年シーズンもっとも活躍したと言える。2022年もチームの主軸として活躍を期待したい。

    釜田佳直(かまたよしなお)

    • 小松市/背番号41/投手/177cm/77kg/1993年10月26日/右投右打/
    • 金沢高-イーグルス(2011年ドラフト2位)
    • 金沢高の3年時に春、夏連続で甲子園に出場(83回大会、88回大会)。センバツでは、1回戦の加古川北高校に0-4で敗退。夏は、1回戦の伊勢工業戦を4-0で勝利、2回戦の聖光学院戦では歳内宏明(現タイガース)との投げ合いの末4-2で勝利した。しかし、3回戦の習志野高校には1-2で敗れる。甲子園通算成績は34回、防御率1.32、40奪三振。甲子園で投げていて時の伸びあがるようなストレートは一級品で、打線の援護があれば優勝できる可能性もあったように思う。
      現役選手唯一の金沢高校卒。高卒1年目で7勝し、未来は明るいと思われたが、ケガなどに苦しみ思うような結果を残せていない。
    • 2021年シーズンは、1軍での登板はプロ入りでもっとも少ない1試合のみ。厳しい戦いが2022年シーズンは区切りの10年目。何とか結果を残してもらいたい。

    松井友飛(まついともたか)

    • 穴水町/背番号45/投手/190cm/86kg/1999年10月11日/右投右打/
    • 穴水高-金沢学院大-イーグルス(2021年ドラフト5位)
    • 高校時代の最速は139キロをマークするも公式戦は0勝。大学進学後から急成長し2年春からエースとして活躍し最速154キロをマーク。リーグ戦でも活躍し2年秋には明治神宮大会にも出場。
    • まだまだ成長する可能性もありルーキーイヤーから活躍に期待。

    千葉ロッテマリーンズ


    田中靖洋(たなかやすひろ)

    • 小松市/背番号47/投手/183cm/88kg/1987年6月21日/右投右打/
    • 加賀高-ライオンズ(2005年ドラフト4位)-マリーンズ
    • 3年時に石川県選抜チームのメンバーに選ばれ、日米親善試合に出場。夏の石川大会の1回戦に5番・投手として出場したが、金沢東相手に3-2で敗れる。
    • 2021年シーズンの序盤は安定した結果を残し10ホールドをマーク。2022年シーズンは年間通して1軍で活躍し1年でも長くプロ野球生活を送ってもらいたい。

    角中勝也(かくなかかつや)

    • 七尾市/背番号3/外野/180cm/85kg/1987年5月25日/右投左打/
    • 日本航空第二高-高知ファイティングドッグス-マリーンズ(2006年ドラフト7位)
    • 高校時代に甲子園出場経験はなく、3年の夏は県予選3回戦で小松工に5-1で敗退。
      プロ入り後の2012年、石川県出身のプロ野球選手としては松井秀喜氏以来の首位打者を獲得。また、2016年も最多安打とともに2度目の首位打者を獲得。2019年シーズンは、独立リーグ出身選手として初の通算1,000安打を達成。現役の石川県出身プロ野球選手では、もっとも成功している選手。
    • 2022年シーズンは持ち前のバットコントロールの良さを武器にレギュラーとしてチームの勝利に貢献してほしい。
      首位打者:2回(2012年、2016年)
      最多安打:1回(2016年)
      ベストナイン:2回(外野手:2012年、2016年)





    岩下大輝(いわしただいき)

    • 能登町/背番号46/投手/181cm/80kg/1996年10月2日/右投右打/
    • 星稜高-マリーンズ(2014年ドラフト3位)
    • 星稜高で2年連続(95回、96回)で夏の甲子園出場。特に3年時は、石川大会決勝で9回裏に8点差をひっくり返すミラクル星稜の立役者。甲子園でも3試合で先発登板、計25回2/3を投げ被安打16、奪三振24、失点10(自責点10)、防御率3.51の成績。98年(80回大会)以来の夏2勝を挙げ3回戦進出。久しくなかった興奮と石川に星稜ありを思い出させてくれたチームのエース。
    • 2021年シーズンは、キャリアハイとなる8勝をあげるなどシーズン後半までローテーションを守った。ただ、前半戦で7勝をあげてから伸び悩んだが、最終登板となったクライマックスシリーズでは、敗れはしたものの2022年につながるピッチング内容だった。2022年も年間通して活躍し二桁勝利を期待したい。

    北海道日本ハムファイターズ


    谷内亮太(やちりょうた)

    • 金沢市/背番号32/内野/177cm/79kg/1991年2月3日/右投右打/
    • 金沢西高-国学院大-スワローズ(2012年ドラフト6位)-ファイターズ
    • 金沢西高時代は、遊撃手兼控え投手として活躍。主将となり挑んだ3年時春の石川大会で初優勝。夏は、金沢高に1-3で敗れた。国学院大では1年秋から三塁手のレギュラーとなり、2年時の秋には創部80年目での初優勝を経験。4年では主将となり、秋は1部で遊撃手としてベストナインに選出。
    • 2021年は主に守備固めとして重宝されたシーズン。2022年も自身の役割を全うしチームに欠かせない選手であり続けてほしい。

    オリックスバファローズ


    山崎颯一郎(やまざきそういちろう)

    • 加賀市/背番号63/投手/190cm/90kg/1998年6月15日/右投右打/
    • 敦賀気比高-バファローズ(2016年ドラフト6位)
    • 高校時代に3度の甲子園を経験。2年夏の97回大会において、2回戦の花巻東戦で救援登板が甲子園初登板だったが、素晴らしい才能を感じる投球内容で将来が楽しみな逸材になると確信した記憶がある。3年夏は2回戦で坂井高相手に延長15回完投も、15回に2点を勝ち越され初戦敗退し、最後の甲子園出場はならず。ケガの影響で育成契約となってしまったが、2020年12月に支配下登録を勝ち取る。
    • 2021年9月29日の千葉ロッテマリーンズ戦で5回2/3を投げて2失点に抑え、6度目の先発登板でプロ初勝利。レギュラーシーズンでは9試合(8先発)の登板で2勝2敗・防御率3.69を記録。CSファイナルステージ第3戦に先発、日本シリーズ第4戦では5回4安打1失点と好投。2021年はプロ野球選手として一歩を踏み出したシーズンになった。2022年も持ってい力を存分の発揮してもらい更なる活躍を期待したい。

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