星稜高校、夏の甲子園に向けた課題と展望(第148回北信越地区野球大会総括)
星稜高校、春季北信越大会で航空石川に敗れ準優勝 第148回春季北信越地区野球大会で準優勝に輝いた星稜高校。夏の甲子園出場に向けて、収穫と課題が見えてきました。 春季北信越大会の戦績 第148回春季北信越地区野球大会が終了し、 今大会の星稜高校は、初戦で丹生高校に6-0で勝利。武内涼太投手が15奪三振の完封勝利でチームを勢いづけました。準決勝では帝京長岡高校との接戦を2-1で制し、決勝に進出。しかし、決勝では同じ石川県の日本航空石川高校に3-7で敗れ、惜しくも準優勝となりました。ここから最後の夏に向けて最終調整に入ります。 星稜高校の夏の甲子園出場に向けた収穫と課題 決勝で敗れたことは残念ですが、他県の1位チーム相手に2勝できたこと、そして何より武内涼太投手が安定した投球ができるようになったことは、夏の甲子園出場に向けて大きな収穫と言えるでしょう。一方、課題としては、決勝戦で先発した玉村投手が航空石川打線に捉えられたことが挙げられます。夏の甲子園で勝ち抜くためには、投手層の厚みが必須です。玉村投手の成長に期待がかかります。 最後の夏に向け激化するメンバー争い 石川県大会後には、ベンチ入りメンバーや背番号が変更になったメンバーもおり、チーム内の競争が激しくなっています。特に、星稜中出身の1年生服部航太選手がベンチ入りを果たしたことで、内野手の争いが激化しそうです。ショートを守る3年生の齊賀選手、2年生の吉田選手、そして1年生の服部選手。いずれもチームの主軸を任せられる実力を持つ選手たちです。夏の甲子園に向けて、コンバートを含めた様々な戦略が予想されます。しかし、2年秋から中心選手だった齊賀選手の調子が上がらないことが気がかりです。怪我なのか、調子を崩しているのか、残り1か月弱で本調子に戻せるかが、チームの命運を握ると言えるでしょう。 投手陣の展望 投手陣は、武内投手を軸に、中山投手、佐宗投手が試合を作っていく形になるでしょう。そこに玉村投手が成長して加われば、投手層はさらに厚みを増します。夏の甲子園は連戦となるため、複数の投手が安定した投球をできることが重要です。 まとめ 星稜高校は、武内投手の安定と内野手の競争激化という収穫を得て、夏の甲子園出場に向けて課題と展望が見えてきました。齊賀選手の調子、玉村投手の成長、そして新たな戦...