2026年春、1,202キロの車中泊旅。春季石川大会観戦と能登支援の5日間

春季石川県大会の観戦を目的とした、4月29日から5月3日までの5日間にわたる車中泊の旅。 今回は長男を連れ、野球観戦はもちろん、能登支援というもう一つの大切な目的を胸にハンドルを握りました。松本を出発し、高山、氷見、そして能登を経由して金沢へ。親子二人、1,200キロを超える道のりを辿った記録を綴ります。

2026年ゴールデンウィークの車中泊旅

車中泊初日

遠征初日の4月29日夕方16時に出発。思ったより都内から埼玉県を抜けるのに時間がかかりましたが、19時頃に道の駅おかべに到着し夕食。夕食は持参した牛丼とゆで卵にきんぴらごぼう。夕食後に国道17号から国道18号を経由して群馬・長野入りして23時頃に国道158号沿いにある駐車スペースのアルプスの郷に到着して就寝。

車中泊二日目

二日目は5:00に出発。国道158号を西へ進み、岐阜県高山に到着しました。
まずは日本三大朝市の一つ、宮川朝市へ。朝食代わりに「たこやき さごう」さんのたこ焼きをいただいたのですが、実はここのタコは輪島産。今回の旅の目的である「能登支援」に少しでも繋がればと、噛みしめていただきました。

たこやき さごう

輪島産のタコが詰まった、心温まるたこ焼き

朝食を食べた後は高山の古い町並みを散歩。朝が早かったため開いているお店は無かったですが、その分、人も少なく町並みを堪能することが出来ました。いつまでもいつまでも保存しておいて欲しい素晴らしい町並みでした。

高山 三町筋

江戸時代の面影を残す古い町並み

高山を後にして富山方面へ。道中、飛騨古川に立ち寄りました。ここは映画『君の名は。』の聖地としても有名な場所。主人公の瀧が降り立った「飛騨古川駅」や、宮水神社のモデルとされる「気多若宮神社」を巡り、同行した奥寺先輩と司君が食べていた「五平餅」もしっかり味わってきました。

味処古川

奥寺先輩と親友の司君が食べた五平餅

富山県に入り、道の駅 細入で昼食。飛騨古川で購入した「ひだコロッケ本舗」の飛騨牛コロッケを添えて、持参したカレーをいただきました。

能登入りする前に、道の駅 氷見へ。ここでは氷見牛入りの肉まんを。足湯やフードコートが充実していて、立ち寄るのが楽しみな道の駅です。

千里浜なぎさドライブウェイでは、あいにくの曇り空。それでも砂浜で食べる夕食は格別でした。食後は和倉温泉総湯でリフレッシュし、今夜の宿、道の駅 穴水へ。月明かりに照らされた七尾湾の神秘的な景色が印象的でした。

車中泊三日目

三日目は7:30に輪島を目指して穴水を出発。 輪島に近づくにつれ、道路の補修工事や仮設住宅が立ち並ぶ光景が目に入り、震災の爪痕を肌で感じました。 火災により跡形もなくなった朝市通りの姿には言葉を失いましたが、その後、輪島ワイプラザで開催されていた「出張輪島朝市」を訪れました。 そこでいただいた、お店のお母さんが握ってくれたとろろ昆布のおむすび。 昔、祖母が遠足や運動会の時に握ってくれたのと同じ、優しくて懐かしい味がしました。 いつの日か朝市通りが復旧したとき、またあのお母さんたちに会いに、必ずもう一度訪れたいと思います。

輪島朝市通り

震災後の輪島朝市通り

輪島朝市通り

出張輪島朝市で購入したとろろ昆布のおにぎり

輪島朝市通り

出張輪島朝市でおにぎりや農産分を販売しているお店

8番らーめん

やさいたっぷりの8番らーめん

天気が良ければ白米千枚田の美しい棚田を眺めたかったのですが、あいにくの雨。今回は断念して金沢へと南下しました。 金沢入りして昼食に選んだのは、石川県民のソウルフード「8番らーめん」。石川に帰るたび、ついつい足が向いてしまう懐かしの味です。 今回は長男と一緒ということもあり、「こうして二人で8番らーめんを食べる機会は、あと何回あるだろうか」と、ふと感慨にふけってしまいました。 いつか息子が大人になった時、ふらりと石川を訪れて「あぁ、父親とよく食べたな」と思い出してくれたら。そんな願いを込めながら、らーめんをすすりました。


次に向かったのは、以前から訪れたかった「石川県立図書館」。 想像を遥かに超える素晴らしい空間でした。「本を読む」という行為一つとっても、リラックスして読みたい時もあれば、調べ物に没頭したい時、あるいは子供と一緒に楽しみたい時もあります。その多様なニーズのすべてに応える設計は、まさに図書館としての完成形だと感じました。 金沢21世紀美術館や金沢駅もそうですが、金沢は「建物そのもの」を五感で楽しめる都市であることを改めて実感します。現在、建設が予定されている石川県立野球場も、単なる競技場を超えて、そこにいるだけで心が躍るような場所になってほしいものです。

三日目の夕食と宿泊は「道の駅 内灘サンセットパーク」にて。 その名の通り美しい夕日を期待していましたが、あいにくの空模様。せめて夕食時に雨が降らなかったことを幸いと思うことにしました。コンパクトな道の駅ながら、ショップやレストランはとてもお洒落な雰囲気です。 夕食は、近くのイオンモールで調達したお惣菜と、持参した「そぼろ・ゆで卵・きんぴら」を。 翌朝、目が覚めると昨夜とは一変して見事な快晴。 昇りゆく朝日が眩しく、遠くにはまだ雪を抱いた白山連峰を見ることが出来ました。
道の駅 内灘サンセットパーク

道の駅 内灘サンセットパークから見る日の出

車中泊四日目

四日目は、今回の旅の主目的である星稜高校の試合を観戦するため、石川県立野球場へ。 話題のスーパー1年生、服部成選手のプレーをこの目で直に確かめることができ、大きな収穫となりました。試合そのものも見応えのある好ゲームで、わざわざ現地まで足を運んだ甲斐があったと大満足の観戦となりました。 関連記事セクション

試合観戦を終えた後は、内灘町の「ほのぼの湯」へ。 ここは河北潟越しに、立山連峰と白山連峰の両方を望める絶景の湯です。この日は少し山が霞んで見えた程度でしたが、それでもゆっくりと温泉に浸かって疲れを癒すことができました。 湯上がり後は、「今日こそは」と期待を込めて千里浜なぎさドライブウェイへ。しかし前日の雨の影響か、まさかの通行止め。急遽予定を変更し、のと里山海道の「道の駅 高松(里海館)」へと車を走らせました。 海岸沿いに位置するこの道の駅は、直接浜辺に降りることができます。車内で前日の残りのお惣菜や、持参したカレー、ハンバーグ、ゆで卵、きんぴらで夕食を済ませたあと、日本海へ沈む夕日を眺めることが出来ました。

全てが予定通りとはいきませんでしたが、行きたい場所を巡り、やりたいことの大半を叶えることができた充実の旅でした。 名残惜しさを胸に石川県をあとにし、富山から岐阜へとゆっくり車を走らせます。安房トンネルを抜けて信州松本へ。今回の旅の始まりの場所でもある、国道158号沿いの「アルプスの郷」に再び到着しました。初日の夜を思い出しながら、旅の最後の眠りにつきました。

車中泊五日目

旅の最終日。朝方に松本を出発し、三才山峠を越えて上田へ。さらに昼前には碓氷峠を越えて、上州・群馬へと入りしました。 今回の旅を締めくくる最後のご馳走は、横川駅にある「峠の釜めし本舗 おぎのや」の釜めし。長年愛され続ける変わらぬ味を、旅の思い出とともに噛みしめました。 食後は渋滞が始まる前に上里SAから関越道へ。5日間にわたる車中泊旅、無事に自宅へと帰り着きました。

今回の車中泊旅のまとめ

総走行距離 1,202 km
合計支出 42,313 円
(内訳:ガソリン 19,673円 / 食費 10,796円 / お菓子 1,380円 / 風呂 2,000円 / お土産 3,128円 / 高速 4,000円 / チケット 800円 / その他 536円)

いつもの一人旅に比べれば少しばかり出費は増えましたが、その分、寄り道の数だけ思い出も増えた気がします。

何より、成長した息子と二人で能登の今を肌で感じ、復興へ歩む地を共に訪れたこの時間は、私たち親子にとって非常に意味のあるものでした。同じ景色を眺め、同じ釜の飯を食べたことは、金額には代えがたい一生の財産です。彼にとっても、この旅が心に深く残る特別な思い出になってくれたら、これほど嬉しいことはありません。

最後に: 帰宅の道中、フロントガラスに飛び石を受けてしまい、交換修理が必要になるという想定外のオチがつきました。これもまた「旅の勲章」……と思うには少し痛い出費ですが、無事に帰り着けたことが何よりです。

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