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第105回全国高等学校野球選手権 記念大会 総括

星稜、2年連続初戦敗退!

慶應義塾高校の107年ぶりの優勝で幕を閉じた甲子園。残念ながら星稜は初戦で、長崎代表の創生館高校と対戦し6-3で敗れ、2年連続で初戦敗退。


悔いが残る一戦?

県大会からコントロールに苦しんでいた武内君を先発マウンドに上げたわけですが、レフトに上田君を起用したことを考えると県大会後の練習内容は悪くなかったのかもしれませんが、試合後の相手監督のコメントを見る限りじっくりと球筋を見極める作戦だったようで、県大会同様にコントロールに苦しむ投球となり、1回1/3を投げて被安打3、与四球5、失点6という結果になってしまいました。
エラーも重なったとは言え、あの暑さでストライクが入らないとなるとリズムも悪くなりますし、集中力が切れてしまうかもしれません。
結果的には、県大会の課題がそのまま敗因になってしまったわけですが、県大会では、5失点で抑えられたところが甲子園では6失点。打線も県大会では相手のミスなどがあり6点を取ることが出来ましたが、甲子園に出てくるチームは中々ミスはしてくれませんから3点どまり。

この試合ほど、「たられば」を考えてしまう試合はないかもしれません。結果的には、佐宗君も中山君も無失点だったわけで、そこまで打線が強いチームではないことは戦前から予想できたので、どちらかが先発だったら違う結果だったでしょうし、決して力負けする相手ではなかったと思います。また、仮にどちらかが崩れたとしても玉村君や山崎君をベンチに入れているので、どうにかなったのではないかという気がします。逆にそういう状況で投げさせられないピッチャーだったということであれば正直、寂しい気がします。

あと、先発ピッチャーですが、長崎大会の準決勝と決勝を投げた永本君と予想していたのでしょうが、先発した福盛君に対しての研究がどこまで出来ていたのかという疑問も残ります。長崎大会で今一つ調子が悪かったという話でしたし、データや映像分析が出来なかったかもしれませんが、ベストピッチをされてしまったとは言え、練習試合では、全国レベルの投手と対戦し結果を残してきていた打線だけに、序盤で1点でも2点でも得点を取れていれば、永本君に関しては捉えられていましたから、違った結果になっていたかもしれません。

組み合わせ的にも、春先の強豪相手の練習試合の結果からみても十分、ベスト8もしくはそれ以上の結果を期待できるチームだっただけに、悔いが残る一戦になってしまいました。

星稜ベンチ入りメンバー

背番号名前ポジション学年出身投打身長体重
1武内涼太投手3年久留米東ボーイズ右/右184/83
2近藤真亜久捕手3年久留米東ボーイズ右/右184/83
3萩颯太内野手3年津端南中右/右180/81
4服部翔内野手3年星稜中右/右167/74
5萩原獅士内野手2年神戸中央リトルシニア右/右170/76
6齊賀壱成内野手3年取手リトルシニア右/右172/72
7上田純大外野手3年三田リトルシニア右/右184/81
8中園魁斗外野手3年星稜中左/左175/74
9專徒大和外野手2年星稜中左/左173/78
10中山敦投手3年取手リトルシニア左/左180/75
11玉村凌太投手3年星稜中右/右177/77
12山森滉士捕手3年星稜中右/右178/84
13芦硲晃太内野手2年泉州阪堺ボーイズ右/左175/76
14吉田大吾内野手2年取手リトルシニア右/右175/74
15鷲澤星善外野手2年妙高市立新井中右/右-/-
16    中谷羽玖内野手2年星稜中右/左-/-
17濱田航輔外野手3年  星稜中左/左172/72
18佐宗翼投手2年星稜中左/左177/73
19山崎康太朗投手3年金沢リトルシニア右/右-/-
20服部航内野手1年星稜中右/左170/74

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