石川県出身の現役プロ野球選手(NPB)を球団別に表記。2021年シーズンは、ジャイアンツ育成ドラフト2位の喜多君(小松大谷卒)が新たに加わりセパ合計で15名が現役で活躍中。
読売ジャイアンツ
高木京介(たかぎきょうすけ)
- 能美市/背番号057/投手/183cm/86kg/1989年9月5日/左投左打/
- 星稜高-国学院大-ジャイアンツ(2011年ドラフト4位)
- 星稜高の3年夏(89回大会)に甲子園に出場。チームのエースでクリーンアップも任され4打数4安打の結果を残す。ピッチング同様、思いっきりの良いスイングで野手の間を抜く鋭い打球を飛ばしていたのが印象的。
- 2020年シーズンは、開幕からフル回転しチームの開幕ダッシュに貢献するものの、8月に股関節のケガの影響で登録抹消。2021年は育成契約から再起を目指す。
北村拓巳(きたむらたくみ)
- 金沢市/背番号52/内野/181cm/88kg/1995年8月29日/右投右打/
- 星稜高-亜細亜大-ジャイアンツ(2017年ドラフト4位)
- 星稜高の3年夏(95回大会)にキャプテンとして甲子園に出場。トップバッターとして、4打数2安打。最終打席にはホームランを放つも鳴門高校に12-5で敗れる。
- 2020年は自身初の開幕一軍入りを果たし、プロ初ヒットに初ホームランを記録。夏前までは左ピッチャー対戦時にはスタメン起用が多かったが次第に成績が落ちたことで登録を抹消。レギュラー争いが激しいジャイアンツでもう一皮向けてレギュラーとして活躍して欲しい。
山瀬慎之助(やませしんのすけ)
- かほく市/背番号67/捕手/177cm/82kg/2001年5月4日/右投右打/
- 星稜高-ジャイアンツ(2019年ドラフト5位)
- 101回大会の準優勝メンバーでキャプテン。甲子園には春夏合わせて4回出場し、甲子園通算.421のハイアベレージを残す。自慢の肩は2塁送球が1.8秒。
- 自慢の肩は十分にプロで通用することを見せることが出来た。2軍の試合にも先発マスクを被る試合も増え経験を積めた2020年シーズンだったように思う。2021年は、打撃で結果を残し競争に勝ってほしい。
喜多隆介(きたりゅうすけ)
- かほく市/背番号027/捕手/179cm/83kg/1998年8月25日/右投右打/
- 小松大谷高-京都先端科学大学-ジャイアンツ(2020年育成ドラフト2位)
- 2塁送球が1.77秒と強肩が自慢。競争は激しいが、まずは支配下を勝ち取って欲しい。
中日ドラゴンズ
京田陽太(きょうだようた)
- 能美市/背番号1/内野/184cm/83kg/1994年4月4日/右投左打/
- 青森山田高-日本大-ドラゴンズ(2016年ドラフト2位)
- 2017年セントラルリーグの最優秀新人賞獲得。走攻守が揃った好選手。入団以来3年連続で140試合以上出場しているドラゴンズ不動のショート。守備評価か球界でも高く一級品。打撃面でもう一回り成長し名実共にスーパースターの仲間入りを果たして欲しい。
東京ヤクルトスワローズ
奥川恭伸(おくがわやすのぶ)
- かほく市/背番号11/投手/183cm/82kg/2001年4月16日/右投右打/
- 星稜高-スワローズ(2019年ドラフト1位)
- 101回大会の準優勝ピッチャー。春夏合わせて4回の甲子園出場。中でも101回大会の3回戦は強打の智弁和歌山相手に一人で投げぬき被安打3、失点1、23奪三振の圧巻のピッチングを見せる。
- コンディション不良の影響もあり1軍の先発は最終戦の1試合のみで、その1試合もホロ苦い結果になってしまった。ただ、ファームでは登板数こそ少ないものの安定したピッチングを続けていたためポテェンシャルの高さは間違いない。2021年シーズンは初勝利と新人王に期待。
埼玉西武ライオンズ
牧野翔矢(まきのしょうや)
- 穴水町/背番号38/捕手/178cm/77kg/2001年3月4日/右投左打/
- 遊学館高-ライオンズ(2018年ドラフト5位)
- 高校通算15本超の長打力と二塁送球1.8秒台の強肩を武器に未来の正捕手を目指して欲しい。
福岡ソフトバンクホークス
泉圭輔(いずみけいすけ)
- 金沢市/背番号53/投手/187cm/82kg/1997年3月2日/右投右打/
- 金沢西高-金沢星稜大(2018年ドラフト6位)
- 高校時代は、3年時にキャプテンを務めるも二回戦で遊学館相手に4-3で惜敗。進学した金沢星稜大で頭角を現し、同大学出身の初めてのプロ野球選手。
- 2020年シーズンは、開幕一軍を果たし一度も登録抹消せずにシーズン通して一軍で活躍したのは立派。40試合に登板しホールドを8記録。2021年シーズンは、更に飛躍を遂げてもっともっとベンチの信頼を高めて欲しい。
東北楽天ゴールデンイーグルス
島内宏明(しまうちひろあき)
- 小松市/背番号35/外野/180cm/75kg/1990年2月2日/右投左打/
- 星稜高-明治大-イーグルス(2011年ドラフト6位)
- 星稜高の主将を務め3年夏の89回大会に甲子園出場。当時のエースはジャイアンツの高木投手。大学時代は、3年の秋から外野手としてスタメン起用される。4年の春にはリーグ3位の打率.385を記録し、初のベストナイン。秋も打率.349の成績で2季連続でベストナインに選ばれ、明治神宮大会でも優勝。 プロ入り後は、同年新人選手の中でチーム唯一開幕一軍入りを果たす。以降もコンスタントに出場し、2017年から4年連続で規定打席に到達。
- 2021年シーズンはプロ入り10年目の節目のシーズンとなる。レギュラーとしてチームをけん引し優勝に貢献してほしい。
釜田佳直(かまたよしなお)
- 小松市/背番号41/投手/177cm/77kg/1993年10月26日/右投右打/
- 金沢高-イーグルス(2011年ドラフト2位)
- 金沢高の3年時に春、夏連続で甲子園に出場(83回大会、88回大会)。センバツでは、1回戦の加古川北高校に0-4で敗退。夏は、1回戦の伊勢工業戦を4-0で勝利、2回戦の聖光学院戦では歳内宏明(現タイガース)との投げ合いの末4-2で勝利した。しかし、3回戦の習志野高校には1-2で敗れる。甲子園通算成績は34回、防御率1.32、40奪三振。甲子園で投げていて時の伸びあがるようなストレートは一級品で、打線の援護があれば優勝できる可能性もあったように思う。
現役選手唯一の金沢高校卒。高卒1年目で7勝し、未来は明るいと思われたが、ケガなどに苦しみ思うような結果を残せていない。 - 2020年シーズンは、1軍での登板は苦しい結果だったが、ファームではセーブ王を獲得。2021年シーズンより背番号を41に変更し再起を期待。
千葉ロッテマリーンズ
田中靖洋(たなかやすひろ)
- 小松市/背番号47/投手/183cm/88kg/1987年6月21日/右投右打/
- 加賀高-ライオンズ(2005年ドラフト4位)-マリーンズ
- 3年時に石川県選抜チームのメンバーに選ばれ、日米親善試合に出場。夏の石川大会の1回戦に5番・投手として出場したが、金沢東相手に3-2で敗れる。2018年シーズンに続き2019年シーズンもキャリアハイとなる44試合に登板。
- 2020年シーズンは、開幕1軍入りを果たしたもののケガの影響で登録を抹消。2021年シーズンは再起を目指す。
角中勝也(かくなかかつや)
- 七尾市/背番号3/外野/180cm/85kg/1987年5月25日/右投左打/
- 日本航空第二高-高知ファイティングドッグス-マリーンズ(2006年ドラフト7位)
- 高校時代に甲子園出場経験はなく、3年の夏は県予選3回戦で小松工に5-1で敗退。
プロ入り後の2012年、石川県出身のプロ野球選手としては松井秀喜氏以来の首位打者を獲得。また、2016年も最多安打とともに2度目の首位打者を獲得。2019年シーズンは、独立リーグ出身選手として初の通算1,000安打を達成。現役の石川県出身プロ野球選手では、もっとも成功している選手。 - 2020年シーズンはシーズン通して苦しんだ印象。2021年シーズンは持ち前のバットコントロールの良さを武器にレギュラーとしてチームの勝利に貢献してほしい。
首位打者:2回(2012年、2016年)
最多安打:1回(2016年)
ベストナイン:2回(外野手:2012年、2016年)
岩下大輝(いわしただいき)
- 能登町/背番号46/投手/181cm/80kg/1996年10月2日/右投右打/
- 星稜高-マリーンズ(2014年ドラフト3位)
- 星稜高で2年連続(95回、96回)で夏の甲子園出場。特に3年時は、石川大会決勝で9回裏に8点差をひっくり返すミラクル星稜の立役者。甲子園でも3試合で先発登板、計25回2/3を投げ被安打16、奪三振24、失点10(自責点10)、防御率3.51の成績。98年(80回大会)以来の夏2勝を挙げ3回戦進出。久しくなかった興奮と石川に星稜ありを思い出させてくれたチームのエース。
2018年10月5日のイーグルス戦で6回無失点でプロ初勝利。2019年シーズンは、開幕ローテーション入りこそ逃したものの4月にシーズン初勝利を挙げて以降は、夏場までローテーションを守り5勝を挙げ、防御率も3.64と先発投手陣の中心として活躍。 - 2020年シーズンは、キャリアハイとなる7勝をあげるなどシーズン後半までローテーションを守った。2021年シーズンは球数を少なくしイニング数を増やしていければ10桁勝利も見えてくるはず。飛躍の1年にしてほしい。
北海道日本ハムファイターズ
谷内亮太(やちりょうた)
- 金沢市/背番号32/内野/177cm/79kg/1991年2月3日/右投右打/
- 金沢西高-国学院大-スワローズ(2012年ドラフト6位)-ファイターズ
- 金沢西高時代は、遊撃手兼控え投手として活躍。主将となり挑んだ3年時春の石川大会で初優勝。夏は、金沢高に1-3で敗れた。国学院大では1年秋から三塁手のレギュラーとなり、2年時の秋には創部80年目での初優勝を経験。4年では主将となり、秋は1部で遊撃手としてベストナインに選出。2018年12月11日にトレードでファイターズに移籍。2021年シーズンは年齢的にも勝負の一年になりそう。
オリックスバファローズ
山崎颯一郎(やまざきそういちろう)
- 加賀市/背番号63/投手/190cm/90kg/1998年6月15日/右投右打/
- 敦賀気比高-バファローズ(2016年ドラフト6位)
- 高校時代に3度の甲子園を経験。2年夏の97回大会において、2回戦の花巻東戦で救援登板が甲子園初登板だったが、素晴らしい才能を感じる投球内容で将来が楽しみな逸材になると確信した記憶がある。3年夏は2回戦で坂井高相手に延長15回完投も、15回に2点を勝ち越され初戦敗退し、最後の甲子園出場はならず。ケガの影響で育成契約となってしまったが、2020年12月に支配下登録を勝ち取り2021年は一軍での活躍を期待。
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