スキップしてメイン コンテンツに移動

石川県出身プロ野球選手一覧(2020年)

石川県出身の現役プロ野球選手(NPB)を球団別に表記。2020年シーズンは、スワローズドラフト1位の奥川君(星稜)とジャイアンツドラフト5位の山瀬君(星稜)が新たに加わったものの、ジャイアンツで支配下を目指していた山下亜文君(小松大谷卒)は戦力外。セパ合計で14名が現役で活躍中。

読売ジャイアンツ

高木京介(たかぎきょうすけ)

  • 能美市/背番号57/投手/183cm/86kg/1989年9月5日/左投左打/
  • 星稜高-国学院大-ジャイアンツ(2011年ドラフト4位)
  • 星稜高の3年夏(89回大会)に甲子園に出場。チームのエースでクリーンアップも任され4打数4安打の結果を残す。ピッチング同様、思いっきりの良いスイングで野手の間を抜く鋭い打球を飛ばしていたのが印象的。2019年シーズンは、キャリアハイとなる55試合に登板。3勝10ホールドとリーグ優勝に貢献。ただ、入団時から続いていた連続無敗記録は165試合でストップ。

北村拓巳(きたむらたくみ)

  • 金沢市/背番号52/内野/181cm/88kg/1995年8月29日/右投右打/
  • 星稜高-亜細亜大-ジャイアンツ(2017年ドラフト4位)
  • 星稜高の3年夏(95回大会)にキャプテンとして甲子園に出場。トップバッターとして、4打数2安打。最終打席にはホームランを放つも鳴門高校に12-5で敗れる。 2018年7月20日の広島戦に代打で一軍初出場。2019年は二軍では一定の成績を残したものの残念ながら一軍での出場チャンスも少なく初安打は持ち越しとなってしまった。ただ、生で見たフリーバッティングの打球飛距離は凄まじく将来性の高さが際立っていた。今シーズンこそ一軍の舞台で活躍してほしい。
ジャイアンツ北村選手の直筆サインボール

バッティング練習中のジャイアンツ北村選手

山瀬慎之助(やませしんのすけ)

  • かほく市/背番号67/捕手/177cm/82kg/2001年5月4日/右投右打/
  • 星稜高-ジャイアンツ(2019年ドラフト5位)
  • 101回大会の準優勝メンバーでキャプテン。甲子園には春夏合わせて4回出場し、甲子園通算.421のハイアベレージを残す。自慢の肩は2塁送球が1.8秒。勝負強いバッティングと自慢の肩で将来のジャアインツの正捕手を目指したいところ。
ジャイアンツ山瀬選手の直筆サインボール

中日ドラゴンズ

京田陽太(きょうだようた)

  • 能美市/背番号1/内野/184cm/83kg/1994年4月4日/右投左打/
  • 青森山田高-日本大-ドラゴンズ(2016年ドラフト2位)
  • 2017年セントラルリーグの最優秀新人賞獲得。走攻守が揃った好選手。入団以来3年連続で140試合以上出場しているドラゴンズ不動のショート。守備評価か球界でも高く一級品。打撃面でもう一回り成長し名実共にスーパースターの仲間入りを果たして欲しい。

東京ヤクルトスワローズ

奥川恭伸(おくがわやすのぶ)

  • かほく市/背番号11/投手/183cm/82kg/2001年4月16日/右投右打/
  • 星稜高-スワローズ(2019年ドラフト1位)
  • 101回大会の準優勝ピッチャー。春夏合わせて4回の甲子園出場。中でも101回大会の3回戦は強打の智弁和歌山相手に一人で投げぬき被安打3、失点1、23奪三振の圧巻のピッチングを見せる。プロ野球の世界でどこまで活躍するか期待は膨らむ一方。

埼玉西武ライオンズ

牧野翔矢(まきのしょうや)

  • 穴水町/背番号38/捕手/178cm/77kg/2001年3月4日/右投左打/
  • 遊学館高-ライオンズ(2018年ドラフト5位)
  • 高校通算15本超の長打力と二塁送球1.8秒台の強肩を武器に未来の正捕手を目指して欲しい。

福岡ソフトバンクホークス

泉圭輔(いずみけいすけ)

  • 金沢市/背番号53/投手/187cm/82kg/1997年3月2日/右投右打/
  • 金沢西高-金沢星稜大(2018年ドラフト6位)
  • 高校時代は、3年時にキャプテンを務めるも二回戦で遊学館相手に4-3で惜敗。進学した金沢星稜大で頭角を現し、同大学出身の初めてのプロ野球選手。
    ルーキーイヤーの2019年シーズン 4月22日対バファローズ戦で三番手登板ながらプロ初勝利。防御率1.96 5ホールドの成績。レベルが高いホークス投手陣の中でも、ストレートの速さと角度は一級品。2020年シーズンは、一軍定着に期待。

東北楽天ゴールデンイーグルス

島内宏明(しまうちひろあき)

  • 小松市/背番号35/外野/180cm/75kg/1990年2月2日/右投左打/
  • 星稜高-明治大-イーグルス(2011年ドラフト6位)
  • 星稜高の主将を務め3年夏の89回大会に甲子園出場。当時のエースはジャイアンツの高木投手。大学時代は、3年の秋から外野手としてスタメン起用される。4年の春にはリーグ3位の打率.385を記録し、初のベストナイン。秋も打率.349の成績で2季連続でベストナインに選ばれ、明治神宮大会でも優勝。 プロ入り後は、同年新人選手の中でチーム唯一開幕一軍入りを果たす。以降もコンスタントに出場し、2017年、2018年、2019年と3年連続で規定打席に到達。2019年シーズンは、開幕戦は4番で出場(球団史上初生え抜き選手が4番)。4番でスタメン出場した4月20日の第2打席で通算45本目の第1号2ランを放ち、日本プロ野球11人目の全打順本塁打を達成。キャリアハイとなる145安打と3年連続の二桁ホームランを放つなどシーズンを通してチームに貢献。

釜田佳直(かまたよしなお)

  • 小松市/背番号21/投手/177cm/77kg/1993年10月26日/右投右打/
  • 金沢高-イーグルス(2011年ドラフト2位)
  • 金沢高の3年時に春、夏連続で甲子園に出場(83回大会、88回大会)。センバツでは、1回戦の加古川北高校に0-4で敗退。夏は、1回戦の伊勢工業戦を4-0で勝利、2回戦の聖光学院戦では歳内宏明(現タイガース)との投げ合いの末4-2で勝利した。しかし、3回戦の習志野高校には1-2で敗れる。甲子園通算成績は34回、防御率1.32、40奪三振。甲子園で投げていて時の伸びあがるようなストレートは一級品で、打線の援護があれば優勝できる可能性もあったように思う。
    現役選手唯一の金沢高校卒。高卒1年目で7勝し、未来は明るいと思われたが、ケガなどに苦しみ思うような結果を残せていない。2019年シーズンは、655日ぶりの勝利を挙げ完全復活の兆しは見えてきた。2020年は何とかチームに貢献する活躍を期待。

千葉ロッテマリーンズ

田中靖洋(たなかやすひろ)

  • 小松市/背番号47/投手/183cm/88kg/1987年6月21日/右投右打/
  • 加賀高-ライオンズ(2005年ドラフト4位)-マリーンズ
  • 3年時に石川県選抜チームのメンバーに選ばれ、日米親善試合に出場。夏の石川大会の1回戦に5番・投手として出場したが、金沢東相手に3-2で敗れる。2018年シーズンに続き2019年シーズンもキャリアハイとなる44試合に登板。チームの貴重な中継ぎとして活躍。ビハインドの展開での登板は多いものの安定したピッチングでチームの逆転勝利を呼び込み4勝を挙げる。2020年シーズンも安定的なピッチングでいぶし銀の活躍を期待。

角中勝也(かくなかかつや)

  • 七尾市/背番号3/外野/180cm/85kg/1987年5月25日/右投左打/
  • 日本航空第二高-高知ファイティングドッグス-マリーンズ(2006年ドラフト7位)
  • 高校時代に甲子園出場経験はなく、3年の夏は県予選3回戦で小松工に5-1で敗退。
    プロ入り後の2012年、石川県出身のプロ野球選手としては松井秀喜氏以来の首位打者を獲得。また、2016年も最多安打とともに2度目の首位打者を獲得。2019年シーズンは、独立リーグ出身選手として初の通算1,000安打を達成。現役の石川県出身プロ野球選手では、もっとも成功している選手。ただ、ここ3シーズンは成績が下降気味。2020年シーズンは、ライバルも多く競争も激しいが、長く現役を続け2,000本安打を目指して欲しい。
    首位打者:2回(2012年、2016年)
    最多安打:1回(2016年)
    ベストナイン:2回(外野手:2012年、2016年)


岩下大輝(いわしただいき)
  • 能登町/背番号46/投手/181cm/80kg/1996年10月2日/右投右打/
  • 星稜高-マリーンズ(2014年ドラフト3位)
  • 星稜高で2年連続(95回、96回)で夏の甲子園出場。特に3年時は、石川大会決勝で9回裏に8点差をひっくり返すミラクル星稜の立役者。甲子園でも3試合で先発登板、計25回2/3を投げ被安打16、奪三振24、失点10(自責点10)、防御率3.51の成績。98年(80回大会)以来の夏2勝を挙げ3回戦進出。久しくなかった興奮と石川に星稜ありを思い出させてくれたチームのエース。
    2018年10月5日のイーグルス戦で6回無失点でプロ初勝利。2019年シーズンは、開幕ローテーション入りこそ逃したものの4月にシーズン初勝利を挙げて以降は、夏場までローテーションを守り5勝を挙げ、防御率も3.64と先発投手陣の中心として活躍。2020年シーズンはシーズン通してローテーションを守り二桁勝利を期待。

北海道日本ハムファイターズ

谷内亮太(やちりょうた)

  • 金沢市/背番号32/内野/177cm/79kg/1991年2月3日/右投右打/
  • 金沢西高-国学院大-スワローズ(2012年ドラフト6位)-ファイターズ
  • 金沢西高時代は、遊撃手兼控え投手として活躍。主将となり挑んだ3年時春の石川大会で初優勝。夏は、金沢高に1-3で敗れた。国学院大では1年秋から三塁手のレギュラーとなり、2年時の秋には創部80年目での初優勝を経験。4年では主将となり、秋は1部で遊撃手としてベストナインに選出。2018年12月11日にトレードでファイターズに移籍。2020年シーズンは年齢的にも勝負の一年になりそう。

オリックスバファローズ

山崎颯一郎(やまざきそういちろう)

  • 加賀市/背番号135/投手/190cm/90kg/1998年6月15日/右投右打/
  • 敦賀気比高-バファローズ(2016年ドラフト6位)
  • 高校時代に3度の甲子園を経験。2年夏の97回大会において、2回戦の花巻東戦で救援登板が甲子園初登板だったが、素晴らしい才能を感じる投球内容で将来が楽しみな逸材になると確信した記憶がある。3年夏は2回戦で坂井高相手に延長15回完投も、15回に2点を勝ち越され初戦敗退し、最後の甲子園出場はならず。ケガの影響で育成契約となってしまったが、何とか支配下登録を勝ち取り一軍での活躍を期待。

コメント

このブログの人気の投稿

第149回北信越地区高等学校野球石川県大会 総括

星稜、2年ぶりの秋の石川大会を制覇! 延長十一回タイブレークの末、星稜が6―5で日本航空石川を破り、2年ぶりの優勝を果たしました。センバツ出場のために重要な大会となる北信越大会に1位で出場が出来ます。 準決勝は金沢学院に5-3に勝利。先発が1年生の道本君で、中盤以降にエース佐宗君で逃げ切るパターンでした。準々決勝は金沢に8-1は7回コールドで佐宗君が一人で投げ切りました。この二人を中心に今後も戦っていくことになりそうです。 星稜ベンチ入りメンバー 背番号 名前 ポジション 学年 出身 投打 身長体重 1 佐宗翼 投手 2年 星稜中 左/左 177/73 2 河上涼太 捕手 2年 星稜中 右/右 -/- 3 服部航 内野手 1年 星稜中 右/左 170/74 4 中谷羽玖 内野手 2年 星稜中 右/左 168/66 5 萩原獅士 内野手 2年 神戸中央リトルシニア 右/右 172/73 6 吉田大吾 内野手 2年 取手リトルシニア 右/右 175/73 7 鷲澤星善 外野手 2年 妙高市立新井中 右/左 178/75 8 芦硲晃太 外野手 2年 泉州阪堺ボーイズ 右/左 173/75 9 專徒大和 外野手 2年 星稜中 左/左 173/72 10 中島幹大 内野手 2年 星稜中 右/左 -/- 11 道本想 投手 1年 星稜中 右/左 -/- 12 能見誠也 捕手 1年 金沢市立清泉中 右/右 -/- 13 島田光 内野手 2年 星稜中 右/左 -/- 14 山下暖生 外野手 2年 大阪福島リトルシニア 右/右 177/72 15 橋本晏地 外野手 2年 星稜中 右/左 -/- 16      濱田大聖 外野手 1年 西淀ボーイズ 右/右 -/- 17 小野眞輝 内野手 1年 寝屋川中央リトルシニア 右/右 169/70 18 高橋弘季 内野手 1年 星稜中 右/右 -/- 19 戸田慶星 投手 1年 星稜中 右/右 -/- 20 改瀬大和 投手 1年 星稜中 右/右 -/- 新チームが発足して初の公式戦。大会を通して感じたことは、全員野球で勝ちに行くチームなのではないかと。当然、エースの佐宗君が中心になりますが、佐宗君にどういう形で登板してもらうかが勝敗のカギを握るチームですね。1年生で140キロを超すストレートを投げる道本君が先発して中盤までリードを保ち、終盤は佐

第54回明治神宮野球大会 総括

星稜、32年ぶりに明治神宮大会制覇! 星稜が作新学院を3-1で破り32年ぶりに明治神宮大会を制覇しました。各地区の優勝校相手に4勝は非常に価値があり、来春のセンバツでの活躍が今から楽しみです。 星稜ベンチ入りメンバー 背番号 名前 ポジション 学年 出身 投打 身長体重 1 佐宗翼 投手 2年 星稜中 左/左 177/73 2 能見誠也 捕手 1年 金沢市立清泉中 右/左 174/72 3 服部航 内野手 1年 星稜中 右/左 170/74 4 中谷羽玖 内野手 2年 星稜中 右/左 168/66 5 萩原獅士 内野手 2年 神戸中央リトルシニア 右/右 172/73 6 吉田大吾 内野手 2年 取手リトルシニア 右/右 175/73 7 中島幹大 外野手 2年 星稜中 右/右 169/68 8 芦硲晃太 外野手 2年 泉州阪堺ボーイズ 右/左 173/75 9 專徒大和 外野手 2年 星稜中 左/左 173/72 10 竹下史紘 内野手 2年 星稜中 右/右 -/- 11 道本想 投手 1年 星稜中 右/左 -/- 12 河上涼太 捕手 2年 星稜中 右/右 -/- 13 島田光 内野手 2年 星稜中 右/左 -/- 14 中村瞭太 内野手 2年 星稜中 右/右 -/- 15 濱田大聖 外野手 2年 大阪福島リトルシニア 右/右 177/72 16      橋本 晏地 外野手 2年 星稜中 右/左 -/- 17 戸田慶星 投手 1年 星稜中 右/右 169/70 18 中島海翔 外野手 2年 星稜中 右/右 178/75 星稜-広陵 7-6で逆転勝ち 初戦の広陵戦、初回にエラーとフィルダーチョイスなどでいきなり3失点と昨夏と今夏の甲子園を思い出させる展開となり、あぁまたかと思いましたが、打順がふた回り目になった3回に集中打で一挙5点を奪い逆転。さらに、4回にも2点を追加し試合を優位に進めます。 先発した佐宗君もヒットを許すも粘り強く投げ続け、最終回に2点を奪われ1点差に詰め寄られますが、最後は三振で締め124球の完投勝利。7-6で強豪相手に全員野球で掴み取った1勝。山下監督にとっても全国大会の初勝利となりました。 星稜-青森山田 3-2で初戦に続き逆転勝ち 準々決勝の相手は東北地区の青森山田。試合開始時間が、雨の影響で16:30過ぎになりナイターゲームになりまし

石川県出身社会人野球選手一覧(2020年)

星稜OBや有望選手を中心に石川県出身の社会人野球選手の一覧です。 東芝野球部ブレイブアレウス 谷川刀麻 1年目/外野/177cm/77kg/右投左打/星稜(2016年卒)/近畿大(2020年卒) トヨタ自動車硬式野球部 北村祥治 4年目/内野/177cm/81kg/右投右打/星稜(2013年卒)/亜細亜大(2017年卒) セガサミー硬式野球部 高本康平 1年目/捕手/173cm/75kg/右投左打/遊学館(2016年卒)/国学院大(2020年卒)